構造と言っても色々な構造があります。
「体の構造」「文章の構造」「建物の構造」
他にも経済の二重構造とか社会構造、数学的構造とか色々です。
今回は難しい理論ではなく「家の構造」についてお話しします。
家の構造にも「RC:鉄筋コンクリート造」「S:鉄骨造」「木造」と色々あり、家の規模・建築条件等により、構造を考えていきます。
アラタ建設では【健康】【安心】【安全】に重きをおいた「木造住宅」を考えています。
古くから日本で親しまれている木造建築。
軽くて調湿機能のある自然素材の【木】を使い、日本の風土に合った構造。そう思いませんか?
木は、強度的にRC・S造に比べ弱いと思われています。又、燃えやすいイメージがあります。
思っていますよね?
でも違いますよ。
過去20~30年間に大地震が5~6回発生しています。
まだ記憶に浅い東日本大震災とか熊本地震とか・・・
イメージ的に木造の建物だけが倒壊しているように感じられているようですが
実はRCも倒壊しています。
倒壊した木造建物は新耐震以前のものが多く構造計算されていない物です。
新耐震以降の建物(施工精度のいい建物)はちゃんと残っています。
木造は、木の持つ特性を活かした組み方で尚且つ構造計算された根拠ある建てかたをすれば
地震・台風・積雪に耐えられる家が出来ます。
安心して下さい。
火に弱いイメージを持たれている方へ・・・
木の火災時における炭化速度は1分間に0.6~0.8㎜程度です。
仮に消火に要する時間(15分間)火にさらされても9~12㎜しか炭化しません。
120㎜角の柱なら100㎜程度は炭化せずに残るので「木構造は倒壊しないのです。」
鉄は、熱を加えると急激に強度が低下し変形しやすくなり
屋根を支える柱・梁などが曲がってしまい、結局 倒壊します。
RCは耐火建築物とされていますが、施工精度を求められます。
なぜなら鉄筋コンクリート造は鉄筋とコンクリートの特性を活用した構造で
鉄は錆び熱にも弱いがコンクリートはその逆です。
だから一体になると強くなるって理屈です。
精度が必要とするのは鉄筋の「かぶり厚さ」ですが、ここが重要な部分です。
「かぶり」がなければ計算通り歩強度は出ません!!
木は天然素材です。
構造計算が成立する材を使用すれば、どの構造にも劣らない強い家が出来ます。
又、身体に優しい材料で地球環境にも優しく、伐採・植林を計画的に行えます。
山を蘇らせ、地域活性化にも役立ちます。
木を使い
安心・安全な家づくりをしませんか。
次回台2話は【屋根】のお話です。お楽しみに。