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アラタ建設T設計士による建築のお話 第2話「屋根について」

2021.07.26 家作りコラム快適な家づくり
皆さん、屋根と言えば何を思いつきますか?
雨・露をしのぐ・・・物
日差しをしのぐ・・・物・・・
など色々と思い浮かべると思います。
実は、屋根は建物にとって重要な役割があります。
風雨をしのぐのはもちろんのこと、建物の形を作る上ですごく重要になります。
屋根の形は昔から色々あり、入母屋・切り妻・寄せ棟・片流れ・etcと沢山の形があります。
住む地域によっても色々です。北から南へと移動するとよく分かります。
又使われる材料も変わっていくのが分かります。
屋根は建物のデザインを決定する部分なんです。
複雑なデザインをすると雨漏りの原因になったりコストUPになったりするので注意が必要です。
葺き材も色々ありますヨ。ガルバニウム鋼板・瓦系・スレート系デザインにより使い分けします。
又地域によっても使い分けが必要です。
時代によって変わる屋根勾配
ご存じでしょうか。
時代的にみて、平穏な時代の屋根は穏やかな勾配、荒々しい時代には急勾配な屋根に・・・
時により変化するのも屋根のデザインです。
おもしろいですね。
この40年近い間でもさまざまな流行がありました。
モダン・アーリーアメリカン・南欧風・シンプルと流行に合わせた建物、
当然屋根のデザインも変わっていきます。
今は・・・国の施策でZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)とやらで
片流れの屋根にして太陽光を乗せやすくするデザインが主、かもしれませんね。
屋根の形は建物のデザインを決める重要な部分です。
国の施策によっても屋根の形は変わるものの、
設計者の拘りはいつの時代になっても変わりません。設計者は常にチャレンジしていきます。
これからもご支援よろしくお願いします。
次回第3話は【建具】のお話です。お楽しみに。